最新の医療設備
確実な診療は正確な診断から始まります。
当院では、歯科用CTを始めとするさまざまな機器を活用することで、お口の中の状態を正確に把握し、より高精度の診査・診断を実現しています。
また、単に高価な機械を導入するだけでは意味がありません。それを使いこなす技術を持っていることが重要です。
当院では研修会に参加するなどして、機器の使用方法や効果を熟知したうえで診療に活用しています。
歯科用CTを導入
従来の歯科用レントゲンでは、平面画像からの情報しか得ることができませんでした。
歯科用CTを使うことで、従来のレントゲンでは得ることができなかった歯の周囲の形状や歯根の先の状態、歯と神経の位置関係などの情報を正確に知ることができるようになりました。
歯科用CTはこんな時に使用します
●親知らずの抜歯歯根と神経の位置関係が把握できるため、より安全に抜歯をすることができます。
●矯正治療顎の骨の正確な情報が得られるため、歯牙移動限界点、すなわち治療のゴールが予測できるようになります。
また、子供の発育不全を予知することもできるため、成長の予測をもとにした「顎顔面矯正」にも効果を発揮します。未萌出の永久歯、埋伏歯の歯根の完成程度・位置・萌出方向が分かります。
歯の周りの骨の形状がわかるため、どの歯が保存可能か判断でき、診療方針の決定に役立ちます。
●インプラント治療術前に欠損部の周囲の骨の状態がわかるため、確実な診断が可能となります。
●その他歯根の先の病気の範囲、歯根のひび割れの範囲などが正確にわかります。また、腫瘍の有無や大きさ、位置まで把握することが可能になります。
スパイロメーター(鼻腔通気度計)
スパイロメーター(鼻腔通気度計)は、呼吸機能を検査する医療機器で、一般的には気管支喘息や肺気腫など、肺の呼吸機能の検査に用いられています。
現状、肺の働きを調べるのには肺機能検査がありますが、検査機器のメーカーさんに聞くと耳鼻科でも肺機能検査の機器を持っているのは10件に2~3件とのことです。
当院では、出来るだけ正確にわかりやすく口腔機能を患者さんに説明するために、このスパイロメーターを導入しています。
例えば口呼吸は、いびきや睡眠時無呼吸と関係がありますが、むし歯や歯周病のリスクにも繋がっています。鼻腔通気度検査をすることによって、その日の機能を数字で表す事が出来るので、発育期のお子さんの具体的な顎顔面の発育評価に有効です。
現在の症状を聞き、既往歴と全身状態を診て、症状を抑えるために薬を投与することが多く、そこでどんな薬を投与されているかを知っている患者さんはいますが、肺活量がどれくらいあれば正常であるのか、1秒量は1秒率という言葉がどういう意味をもつのかを知っている患者さんは少ないようです。
一般の人も肺の健康な状態や病気の程度を知ってもらうために、日本呼吸器学会では肺機能検査の普及を促進しているそうです。
お口と歯の健康な状態を知ってもらい、90歳になっても楽しく食事をしていただき末永く健康で充実した人生を送っていただくため、また、地域のお子さんの元気な未来のために活用していきます。
位相差顕微鏡
透明な生体組織であっても確認することができる特殊な顕微鏡です。細菌の増減を確認するために使用されます。治療の効果を視覚的に把握することで、その後の治療プランが立てやすくなります。
<位相差顕微鏡の導入メリット>・細菌を視覚的に確認できる
・細菌の増減により治療計画の進捗を確認できる
ピエゾサージェリー
ピエゾサージェリーは、超音波による硬組織(歯や骨)の切削に使用するシステムです。実際には3次元超音波振動により軟組織(歯肉や神経)を傷つけずに硬組織のみを切っていく、とても安全性の高いシステムです。
ピエゾサージェリーを導入することにより、骨のダメージを最小限に抑えるだけでなく痛みや腫れも最小限に抑えられるようになりました。当医院では最新の技術と最新の設備で、患者さまに負担の少ない治療を目指しております。
口腔外バキューム
歯を削ったり義歯の調整などをしたりするときには、歯の削りカスや細菌、血液などの目に見えない細かい粉塵が飛散します。感染症の原因ともなるこれらの粉塵を、強力な吸引力で吸い込むのが口腔外バキュームです。
電動麻酔器
コンピュータ制御によって理想的な注入スピードを保って麻酔薬を注入できる注射器です。
注射の痛みは注入時にかかる余計な圧力が原因になる場合が多く、人間の手では加圧にムラが生じてしまいます。それを解決し、痛みを抑えるのがこの電動麻酔器です。