食育と歯科医療
2018/02/18
9月に、鳩が丘歯科の公開講座ということで(第8回8418フェスタ)、食育のお話をしました。
『生涯を通して美味しく食事を食べる』ために、歯科と健全なお口の機能に対する知識は欠くことが出来ません。今、むし歯や歯周病は減ってきていますが、良い歯なのに良く噛んで食べられない。それは、軟らかくてカロリーが高い食べ物を食べる機会が増え、咀嚼筋を使わなくなった結果、咀嚼力が落ちているからかもしれません。
美味しい物ばかり食べていたり、不規則な食生活は、肥満や生活習慣病の原因になっているので、日本では、平成17年に食育基本法を制定しました。
そこで今日は、運動と食育=肥満予防の話を一つ紹介します。
ネズミを使った実験によると、運動をさせないネズミと、一日三回運動をさせるネズミとでは、どちらの方が沢山エサを食べると思いますか?
運動をさせたネズミの方が沢山エサを食べると考えがちですが、事実は逆で、運動をさせないネズミの方が沢山エサを食べます。
その理由は、動物性脂肪にあります。動物性脂肪をたくさんとると脳に炎症を起こして食欲をコントロールしなくなるようです。この現象に対する有効な対策は運動をすること。普段から運動している人と全然していない人にご馳走の写真を見せると、前者はそれほど反応しないのに対して、後者は敏感に反応して食欲を掻き立てます。
『家でゆっくりしていた方が食欲が増す』
『体重が1,2キロ増えただけで運動をしたくなくなる』
のです。
食欲が増す秋こそ、適度な運動で健康を維持しましょう。
鳩が丘歯科クリニック
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