歯が”むずむず”することはありませんか?
2022/05/19
こんばんは☆ミ
先日患者さんから「歯がむずむずするんです」ということを言われました。
歯が”むずむず”することはありませんか?
歯がむずむずする、考えられる原因をご紹介したいと思います。
歯がむずむずとうずく原因で考えられるものには、まず「歯周病」の可能性があります。
歯周病は段階的に進行するものであり、進行していても気付かないケースもあります。
炎症が進行していきますと、歯を支える骨である歯槽骨にまで炎症が波及して、
歯がグラグラしてくるようになります。ここまでに至ると、痛みを伴うこともあります。
しかし、初期の歯茎が腫れている段階では、痛みを感じることは稀です。
このような初期段階では、歯がむずむずしたり、かゆくなったりするような違和感を感じることがあります。
歯周病の初期状態ならば、ご自身での対処もできます!!
歯肉が炎症していると、歯ブラシを歯と歯ぐきの境目に当てると出血してくると思います。歯ぐきが炎症しているサインになりますので、よくブラシを当てて、出血させてあげると症状が改善するでしょう。ただ、やり過ぎてしまうとかえって悪化してしまうので、一箇所につき、15〜20回当ててください。痛ければ、歯ブラシの硬さをやわらかめにしてあげるのもいいですね。5回からでもいいので、少しずつ増やしていきましょう!
一週間ほど続けてみて症状が軽減できるといいですね!
虫歯がひどくなった場合、歯の神経や歯茎などの周辺組織
にまで炎症が及ぶ場合があります。
その場合には、歯がむずむずする感覚に襲われることもあるでしょう。
進行した虫歯が神経を刺激している場合、周辺の歯の感覚にまで影響を及ぼすため、
その部分も含めてむずむずとうずいてしまいます。
また、初期のむし歯で、むし歯の穴に食べ物が詰まったりすると、周囲の歯茎に炎症を起こしてくることがあり、そういった時にむずむずするような違和感を覚えることもあります。
初期虫歯なら、冷たいものがしみる。甘いものがしみる症状。この段階であれば、1、2回の治療で終えられます。
ただ、大きくなってからだと、「痛くて眠れなかった」「痛み止めも効かなかった」という症状になってきますから、この場合は、早めの受診をお勧めします
親知らずのケアがうまく行われていなかったり、生え方などに問題があったりといった理由で、
親知らずの周辺が腫れている場合にも歯がむずむずしてしまうことがあります。
親知らずがうずく程度ならまだ初期段階ですが、進行すると強い痛みが生じたり、
膿ができたり、顔が四角く腫れ上がることもあります。
この段階なのであれば、まず抗生物質を使って腫れを落ち着かせなかければなりません。こんな時に、治療しても麻酔が効きにくかったり、痛みがある中の治療になりますので、一刻も早く歯科へ受診を!
歯ぎしりや食いしばりをすると、歯には過大な力がかかってきます。
歯周組織には、歯根膜という歯槽骨を歯を結ぶ薄い靭帯のような組織があります。
歯ぎしりや食いしばりにより、歯に大きな力が加わってくると、その歯根膜がその負担に耐え切れなくなります。
その結果、炎症を起こしてしまい、圧力を感じる神経が麻痺します。
すると、歯の周囲にむずむずとしたような変な違和感やかゆみのような感じがするようになります。
この場合は、まずご自身でくいしばらないように、日頃歯と歯を当てないことを意識しましょう!意外にリラックスしている状態が、歯と歯が当たっていると思っている人が多いのです。それでも、中々良くならないのであれば、マウスピースを作り、対処療法をお勧めします。
歯のむずむずは不快な症状ではありますが、痛みを伴わない状態では軽く見過ごしてしまいがちです。
しかし、その症状にはときに重篤な症状の前触れが隠されていることが多く、放置していると症状が悪化して最悪、歯がなくなってしまう可能性もあります。
歯は一生付き合っていくものなので、毎日のケアをしっかり行って大切に使っていきたいものです。
そのためにブラッシングをきちんと行うこと、歯や周辺組織を痛めてしまう原因を少しでも減らすことが大切です。
なので、歯が「むずむず」すると感じたら、痛みなどが無くても、歯科に受診することをおすすめします。
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