根 の表面は弱いのよ~ 根面う蝕 ~
こんにちは!
みなさんは根面う蝕ってご存知ですか?
なんのこっちゃ?って感じですか?
今回はその「根面う蝕」のお話!
手っ取り早く言うと根の表面のむし歯です
根面う蝕とは、根の表面がむし歯になることです。
加齢や歯周病により歯肉(歯茎)が下がると、歯の根の部分が露出します。
見た目も気になりますが、それ以上に問題なのが歯の根の表面は「むし歯になりやすい」ということ。
歯の噛む部分はピカピカで上部でも、根本がむし歯になってポッキリ!なんてことも!
根面う蝕のせいでせっかく残っていた歯がなくなってしまうかも!
静かに侵食するサイレントキラー
根面のむし歯の多くは、自覚症状がなく進みます。
また、むし歯になっているのも見た目でわかりづらく、気づいた時にはすでに進行してしまっていることも!
歯周病と同じ、まさに静かな殺し屋(サイレントキラー)ですね!!
根面はむし歯になりやすい!!
物を噛む部分を歯冠部といい、それを支える部分を歯根部といいます。
歯根部は基本的には歯茎に覆われていますが、加齢や歯周病で歯肉が下がってくると、歯の根元が見えてくる部分を根面と言います。
根面は歯冠部よりむし歯になりやすいです。
エナメル質が覆う歯冠部と違い、象牙質を覆うセメント質は薄く、特に酸にとても弱いです。
成分が溶け出すPHが高く、気付かないうちにむき出しに。
根面の成分が溶け出し、むし歯になってしまうんです。
カギは歯周病予防!
根面う蝕をを防ぐには「歯肉を下げない」ことが大切です!
歯肉が下がることにより、根面が露出してしまいます。
そして歯肉を下げる原因は歯周病!
「プラークコントロール」を続けていくことが一番の予防方法です。
また磨き方にも注意が必要!!
日常的に力を入れて磨いていると、歯肉が傷ついて歯肉が下がる原因に。
歯肉を傷つけないよう優しく丁寧に磨くことを心がけましょう。
フロスや歯間ブラシなども効果的!
歯と歯の間の掃除も行うことで、さらに根元のケアになりますよ!
まとめ
1.根面う蝕ってなに?
→根面う蝕は歯肉が下がって根面がむし歯に!しかも気が付きにくい!
2.原因は?
→根面は薄いセメント質しかなく、さらに象牙質は酸に弱いため、むし歯になりやすい!
3.じゃあどうしよう?
→とにかく、
「プラークコントロール」が大事。
やさしく丁寧に磨いて、歯間ブラシやフロスも使うとさらに効果的!
いかがでしたでしょう?
サイレントキラーださい!でも根面う蝕こわい!
やっぱり日ごろのケアに結びつくんですね...。
今回も最後までありがとうございました!
また次回!
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