銀歯から匂いが?
2020/02/03
こんにちは
口臭が気になったとき、
実はお口の中にある銀歯が原因の一つになっていることはご存知でしょうか?
取れた銀歯が臭かったり、銀歯の間に詰まったものを取ったとき、
いやな臭いや味がしたことがある人もいるのではないでしょうか。
その臭いは口臭を招くだけでなく放っておくと
歯を失う原因になることもあるのです。
なので、においが気になれば、すぐ歯医者へ!!
銀歯の傷に汚れがつきやすい
銀歯の表面というのは画像の矢印のように実は傷がつきやすく、無数の小さな傷がたくさんついています。これは古くなればなるほど傷の数も多くなります。
そしてその傷の中に細菌が付着してしまい、歯ブラシで少々磨いたくらいでは落とすことはできません。このように銀歯の傷にこびりついた細菌が、銀歯の臭いを引き起こす一つの原因になっているのです。
銀歯と歯の境目に汚れが溜まりやすい
歯と銀歯の境目はどんなにピッタリに作っても、ミクロ単位での隙間が存在するものです。この段差部分が細菌の溜まり場所になってしまい、口臭の原因の一つになります。
銀歯はさびたり変質して汚れが溜まりやすい
銀歯は当然金属ですので、年数が経つと口の中の水や酸でさびたり変質してしまう弱点があります。すると、銀歯の表面に凹凸ができてしまうことによって、その部分に細菌が溜まり、臭いを放つ原因になってしまいます。
銀歯の接着剤が溶け出して汚れが溜まりやすい
銀歯はセメントと呼ばれるもので歯と接着します。しかしこれは厳密には「接着」しているわけではなく、銀歯と歯の間の隙間を「埋めている」だけなのです。
そして、銀歯は歯やセメントよりも硬いため、銀歯の下のセメントを壊してしまうのです。また、温度変化でも壊れやすい性質を持っています。さらにこのセメントは唾液に溶け出しやすいという特徴もあります。
そのため、銀歯と歯との間に隙間ができてしまい、汚れや細菌が入り込み虫歯ができやすく、臭いの元となってしまいます。
銀歯の臭いを防ぐためには、銀歯と歯の間から再発する
虫歯(2次カリエス)を作らない、ということが大事です。
2次カリエスの部分は空洞ができ、汚れや細菌が溜まって臭いの発生源になります。
虫歯ができると痛みが出る、と思われていることが多いですが、実際にはなかなか痛みが出ないこともあり、気づかずに放置されて虫歯が進行し、歯自体が残せなくなってしまう場合もあります。
そのため、定期的に歯医者さんで銀歯と歯の間に虫歯ができていないかチェックをしてもらいましょう
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