症例3 ハイラックスRMEにより、上顎の劣成長による諸症状を改善した症例
2018/02/17
正中口蓋縫合が開いた後、機能させるまでに時間がかかり後戻りしてしまった症例です。
1、ハイラックスRMEにより、上顎の劣成長による諸症状は改善しました。
(いびき、鼻アレルギー:鼻腔の隙間が大きくなっている =鼻腔の幅は維持されていました)
2、ハイラックス後、非抜歯で歯の問題を解決できました。
3、口元の筋肉の輪郭がシャープになりました。
4、舌側傾斜した下顎臼歯をスクリューで無理やり起こしても、中途半端で後戻りしてしまった。
LAで起こした後に1年間様子を見た結果、後戻りはありませんでした。
成人矯正では妥協のないプランを立てましたが想定以上に期間がかかりました。
2013.9.30 上のブラケットはずした(3年)
2014.3.7 下のブラケットはずした(2年9ヵ月)
2014.4.14 補綴終了(治療開始後3年9ヵ月)
患者:A.N. 平成元年10月3日生まれ(現在24歳6ヵ月)
初診:2010.7(初診時20歳9ヵ月)
【主訴】
- 現病歴(症状に気づいた時期と経過) 小2の頃
- 既往歴(過去の主な病気) 腰椎分離症
- 家族歴(家族・親戚の噛み合わせ)父:上顎前突 母、兄:普通
- 転居などによる転医の可能性 なし
永久歯列期クラスⅡオープン
- 顔面正中に対して:
- 上顎歯列正中は偏位なし
- 下顎歯列正中は偏位なし
- 前歯被蓋:Overjet 3ミリ、Overbite 1ミリ
- 犬歯関係:Ⅱ級
- 臼歯関係:Ⅱ級
- 上顎歯列弓:V字型
- 下顎歯列弓:V字型
2010.7.22.
2010.9.15.
2010.10.1. 左上6抜歯
2010.11.18.
2011.2.7.
2012.1.5.
アンカースクリュー埋入 |
2012.8.27.
2013.3.16.
右上臼歯の圧下完了。アンカースクリューを外した。 下顎臼歯の整直もできたので、あとはレべリングで終了。 |
2013.4.10.
2013.9.10.
2014.4.16. 矯正治療完了
パノラマレントゲン写真治療経過
2010.6.14. |
2011.6.21. |
2012.2.22. |
2012.9.15. |
2013.3.16. |
2014.4.16. |
治療前・治療後の比較
2012.11.12. |
2014.4.17. |
CT撮影による治療前・治療後の比較
鼻腔通気度は改善されて維持されている。
セファロ撮影による治療前・治療後の比較
口腔周囲筋の動きが良くなり、側貌が改善した。
智歯4本を整直し、咬合させ残した
インプラントは1本のみですんだことで本人の満足度が大きいようだ。
鳩が丘歯科クリニック
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