舌苔への対処法
2022/04/16
前回の記事では、舌の汚れのこと“舌苔”ということを説明しました。
口臭の原因、舌の汚れ。その正体は、舌苔!
今回は、そんな舌苔がついてしまった場合の対処法と、舌苔がつかないようにするための予防策について書きたいと思います。
舌苔への対処法
舌磨きをする
舌苔がついてしまった際の対処法として、「舌磨き」があります。
舌磨きには、専用の「舌ブラシ」を使います。舌ブラシは、ブラシ部分が歯ブラシよりもやわらかく、幅が広いという特徴があります。そのため、舌苔を効率よく除去することが出来ます。
使い方は、1日1回、舌の奥から手前へ、スッスッと「やさしくなでるように」数回動かすだけです。
ゴシゴシと磨いてしまうと舌の粘膜を傷つけてしまい、やり過ぎることで、味覚障害になってしまう恐れもありますので、力の入れ過ぎには注意しましょう。
舌苔が付かないようにするには
よく噛む
よく噛むことで、唾液の分泌が促進されます。唾液には口腔内を清潔にする作用がありますので、舌苔が付きづらくなります。
また、よく噛むことで、よく味わおうとして、舌の動きが活発になります。舌を口蓋に擦り付けるように動くことによって、舌苔が付きづらくなります。
よく編むことには他にもたくさんのメリットがあります。それをまとめた記事がありますので、是非そちらもご確認ください。
常に舌を上顎につける
みなさんは普段、舌の先はどこにありますか?
もし、前歯を押すように触っていたり、舌の前歯より下にある場合は、「低位舌」です。
人は本来は、舌は上顎にピタッとついていて、呼吸は鼻呼吸をしています。
しかし、低位舌の人は口呼吸をしていることが多く、その結果口の中が乾燥し、舌苔が付きやすくなります。さらに、舌が前歯を押すことで歯並びが悪くなってしまうこともあります。
ですので、口腔内を清潔に保つためにも、歯並びを悪くしないためにも、舌は上顎につけて、鼻呼吸をすることが重要です。
最近、舌苔がつくようになった?
「前までは無かったのに、最近舌の汚れが気になる」という方は、もしかしたら舌の筋力が落ちてきているのかもしれません。
舌の筋力は、喋ること・味わうこと・飲み込むことと強く関係しています。
筋力低下にいち早く気づいて、予防していくことが大切です。
もし気になるようでしたら、是非一度検診にいらしてください。
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