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子どもの食育と歯科

      2018/02/18

土曜日は、鳩が丘歯科クリニックのイベントで、スタッフが主体の女子高校生の職場体験と6歳までのお子様をお持ちの親御さん向けの「食育と口の機能の発達」を行い、参加者の感想では、次回のイベントもぜひ参加したいなどと大変好評でした。

さて、最近ではむし歯は無いけれど、「かまない子」「かめない子」が増えてます。
 「かみあわせが悪い子」「歯並びが良くない子」になります。
それは、お口の機能の発育過程の影響です。哺乳・離乳の時からのかまない食生活は、生活習慣病の始まりで、生涯の生活に影響を及ぼします。

不正咬合について詳しく研究すると、その原因は乳児期にありました。
正しく咀嚼して、正しく飲みこむ機能は、もともと備わっていた機能ではなく学習して獲得した機能です。それは、ある時期にしっかりトレーニングした賜物。

トレーニング(=食生活)の時期でもっとも大切なのが哺乳期、
その次に大事なのが、離乳期
そして、幼児期も大切です。

この時期のトレーニング(=食生活)で得られるのが、お口の基礎体力です。
お口の基礎体力がない子に、スルメをかませるのは、
走ることが出来ない子に、100メートル競走やマラソンをさせようとすることに似ています。
まず、ジョギング(軟らかい物を回数多く咬むこと)から始めませんか?

という事を9日のイベントで具体的に、説明させて頂きました。

今日は、そのポイントを以下に、紹介します。
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これがキム流!口の機能の育て方:『満1歳で離乳が終わる"らくらく"育児 今の離乳食は間違いだらけ』  金 俊熙 現代書林2016年9月20日第2刷 より

哺乳期-「哺乳の達人」にすること。
「哺乳の達人」への近道は、乳房哺乳。哺乳ビン''哺乳の場合は咬合型乳首を使用(吸引型、流し込み型は避ける)。
「哺乳の運人」の目安:乳房→ 順調な体重増加。機嫌がいい。飲んだあと満足している。
哺乳ビン→ 咬合型乳首で、200ccを20分以内にコンスタントに飲める。
※「哺乳の達人」になっても満6カ月までは、哺乳のみ。ミルク以外は与えない。
離乳期-親と同じ物が食べられるようになること。
開始 赤ちゃんが欲しがるまで与えない。生後7カ月目からかつ「哺乳の達人」になっていること。なっていなければ、なるまで待つ。
初期 開始l~2カ月。便の調子を見ながら徐々に量、回数を増やす。
 食事/ごはん(せいぜいすこしつぶした程度)、みそ汁、野菜の煮物があれば充分。
お座り期 手が自由になる時期。
 食事/親と同じ物、大きさに近づける。
目が離せない時期 口に入るものをまったく拒否せず、何でも口に入れてしまう危険な時期。もっとも大切な時期。
 食事/味、性状、大きさなど、食品のあらゆる情報を脳にインプットできる時期。家庭の食事にバリエーションを持たせて、何でも経験させる。
咀嚼完成期―大人の食事をまともなものにし、安定した食生活習慣を確立する。
 食事/大人の食事が家庭の食事。メニューの主導権は親がとり、子どもに合わせない。主食(白米)を見直してバランスをとる。水物で栄養(カロリー)をとらない。特に牛乳はとらないようにする。
※咀嚼の学習は、食品や調理形態に依存する。「かみごたえ」「かむ回数の増える」(硬いものではない)ように工夫しよう


鳩が丘歯科クリニック

〒068-0828 北海道岩見沢市鳩が丘3-1-7
中央バス「幌向線」「緑が丘・鉄北循環線」岩見沢バスターミナルで乗車
「岩見沢市役所前」で下車。バス停から徒歩5分です。

https://www.hatogaoka-dc.jp/


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