「根面う蝕」ご存知ですか?
こんにちは
根面う蝕ってご存知ですか?
根面う蝕(根面のむし歯)とは、歯肉(歯ぐき)が下がって露出した根面にできるむし歯のことです。
高齢のかたを中心に、いま大人に増えているそうです。
根面はなぜ虫歯になりやすいと思いますか?
根面がむし歯になりやすい理由は2つあります。
1つ目は、根面の象牙質を覆うセメント質がごく薄いこと。
歯冠部の場合、厚みがあり硬いエナメル質が鎧のように象牙質を覆っていますが、根面では、ごく薄いセメント質がコーティングしているだけです。
2つ目は、象牙質はエナメル質よりも酸に弱く、成分が溶け出すPHが高い。
私たちのお口のなかは、飲食ごとに、お口の細菌の酸によりPHが下がります。
一定のPHを下回ると、歯の成分が唾液中に溶け出す(脱灰)のですが、この現象が起こるPHがエナメル質と象牙質ではちがいます。
なので根面は、すぐに象牙質がむき出しになり、しかも象牙質は歯の成分が溶け出しやすい性質があります。
歯冠部はむし歯ひとつないのに、気づかないうちに根面の方がむし歯になっているというケースが起こりうるのです。
また根面はむし歯の進行も止まりにくいと言われています。
根面う蝕の予防として、歯磨きが大切です。
そして歯肉を下げないことです。
歯ぐきが下がるとリスクが上がる根面のむし歯。
歯周病とあわせて予防していきましょう!!
自分での歯磨きも大切ですが、自分ではお手入れのしにくいところ、出来ないところは、定期的に検診に通いキレイにすることをおすすめします!
鳩が丘歯科クリニック
〒068-0828 北海道岩見沢市鳩が丘3-1-7
中央バス「幌向線」「緑が丘・鉄北循環線」岩見沢バスターミナルで乗車
「岩見沢市役所前」で下車。バス停から徒歩5分です。
https://www.hatogaoka-dc.jp/